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もしも 進之進と退が双子の弟だったら

山崎家姉弟パラレル もしも篠原進之進と山崎退が双子の弟だったら

山崎 昴流 双子の弟を持つ姉 新選組での設定は鴨シリーズと同じ
山崎 退 双子の兄 だけど弟の方が出来がいいのがコンプレックス 只今絶賛反抗期。姉弟だけには強気。
山崎 進之進 双子の弟 姉をなによりも優先する弟。姉ちゃん命。無表情で何考えてるのかよく分からない。


突然思いついた家族パラレルです。
進之進好きな方向け。さりげなくセクハラ連発です。



山崎家の朝は早い。
姉弟揃って新選組隊士であるこの一家の朝の惨状は、ご近所でも有名だ。
さながら締切前のマンガ家のような混乱状態で始まるこの姉弟の朝はまずはこの一言で始まる。



「起きて下さい、姉上」
「んん~~あと八時間」
「それではおはようモーニングを通り越してごきげんようが始まってしまいます」

寝起きの悪い昴流を起こすのは双子の弟の進之進の役目だ。
姉命の弟はさりげなく寝乱れた姉の夜着を整えながら、優しく肩を揺する。


「姉上、すぐに朝餉が出来ますよ」
「ふえ~~進之進もいっしょにねよー」
「そうできないのは本当に残念でなりませんが、起きなければいけません」

抱いていた枕の代わりに弟を抱きこもうとする姉の手をひらりとかわし、進之進は姉の頬に接吻をする。
くすぐったそうにふにゃりと笑う寝ぼけた昴流にほんの少し、口元を緩めた進之進はあらかじめ用意して置いた姉の隊服を枕元に置き、シャツだけを取り出してパンっと音を立てて広げる。
昨日の夜きっちりとアイロン掛けをして置いたシャツは襟まできっちり糊付けしてあって、清潔感バッチリだ。

「姉上、着替えて下さい」
「無理。超ムリ。眠い」
「では身体を起こして下さい。それから腕を広げて」

いまだ寝ぼけ眼である姉を可愛く思いながら、タンスの一番下から姉のお気に入りのブラジャーを手に取る。
サイズが小さいことを気にしている昴流が選びに選んだバストアップブラを自分でつけるように手渡し、ブラを付けたことを確認して、帯を解き、寝着を脱がせる。
下半身はまだ布団の中だから、ブラジャーをつけただけの上半身が露になり、新之進はそれを一瞥し、シャツを派下ろさせた。
下からボタンを一つ一つ留めている間も昴流はふにゃふにゃと寝言を発している。
どうやら昨晩は熊と戦う夢を見たらしい。姉ならばきっと勝ったのだろうと予測しつつ、上から三番目のボタンに差し掛かったところで手を止めた。
そして若干ブラジャーのおかげで盛り上がった柔らかな皮膚に唇を落としてキツク吸い上げる。

「ん・・・進之進?」
「いつものおまじないですよ。悪い虫が寄らないように」

段々と目が覚めてきたのだろう。自分の目を擦って懸命に眠気を振り払おうとする昴流の瞼にもう一つ口付けを落としてからボタンを全て留める。
ベストを腕に通して前のチャックを閉じて、ズボンを手渡したところで、ドスドスと足音が聞こえた。
制服の上にエプロンをつけた、双子の兄、退だ。


「おい、姉ちゃん起こすのにいつまで掛かってたんだよ、進之進!」
「んん~~退、おはよーー」
「わぁ!姉ちゃんズボン穿いてよ!お前もなに平然とそこに座ってんだ。さっさと出ろ!!」
「では姉上。居間で待っていますので」
「はーい」


退に腕を引っ張られて部屋を出る。
襖をバタンと閉められ、姉の可愛らしい寝ぼけ姿が名残惜しく部屋を見ていると、ズッと眼前に退の顔が迫った。

「お前、毎度毎度姉ちゃん甘やかすのやめろって言ってんだろ!」
「甘やかしたつもりはないが」
「弟が普通姉ちゃんの着替え手伝うか!?つーか、お前がいつか一線超えやしないか、俺がどれだけヒヤヒヤしてるかそろそろ気付け!!お前どんだけ姉ちゃん好きだ!?」
「姉上と俺以外死ねばいいと思ってるくらいには好きだ」
「それ俺も死んでるからァアア!!!」
「ああ、それは悪かった」
「全然悪いと思ってないよな!?お前、ほんと近親相姦とかやめてくれよ!犯罪だから!それ犯罪だからね!?」
「法律では禁止されていない」
「そういう問題じゃねぇんだよぉおおお!!」


退が進之進の胸倉を掴んでぶんぶんと揺するが、当の本人はどこ吹く風で全く表情を変えない。
そうこうしている内に、着替え終わった昴流があくびをしながら食卓についた。
それを待っていたかのように、炊飯器が音を立てて焚き上がりを知らせる。

「姉上、朝餉にしましょうか」
「うん、食べる」
「変わり身早ぇええな、おい!」

さっと身を翻し、あたかも自分が用意したかのように姉の茶碗にごはんをよそる進之進は甲斐甲斐しい。
それ全部作ったのは俺なんだけど、とはあえて言わない。
言ったら今夜くらいには暗殺されそうな気がする。マジで。ほんとに。

なぜ弟はこんなに姉のことが好きなんだろうか。
そりゃ俺だって好きだ。死んだ両親の代わりに早くから働いて俺達を育てくれた姉には頭が上がらない。
こうして働けるようになった今、ようやく姉に楽をさせてあげることができる。
恋愛だって結婚だって自由にして欲しいと思っている。なのに。


「姉上、あーん」
「ん~~おいしーー」
「それは良かったです。ほら、ご飯粒付いてますよ」



・・・・・・・・・ダメな気がする。
進之進が今のままじゃ姉には男の一人も寄りつかない(というか進之進が許さない)
まさかほんとにこいつら一線超えてねぇだろうな。止めてマジ止めて。土下座してもいいから。


「退も食べないと遅刻するよ。ほら、あーん」


昴流がいまだ箸に手をつけない退に気付いて、おかずの卵焼きを箸で刺してこちらへ向けてきた。
その瞬間、研ぎ澄まされた殺気が飛んでくる。

「どうした、退。せっかく姉上が食べさしてくれるというのに、食べないつもりか」
「ほんとーにそう思ってるなら、その殺気止めろぉおお!」
「退、食べないの・・・?」
「姉上が哀しそうな顔をしているだろうが!さっさと食え!むしろ死ね!!!」
「ぎゃあああ!!!だったら武器しまえぇえええ!!!」





山崎家の朝は早い。
ご近所よりも少し早く始まるその朝の叫び声は、ご近所にとっては目覚まし代わり。

「ほら、じいーちゃん、起きてぁ。叫び声聞いたでしょーもう朝よーーー」
「今日もいい叫びだったのぅ、退君。無事だといいがぁ」

こんな感じでこのご近所一帯の一日は始まるのである。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シスコンの域をはるかに超えている進之進と苦労性の退にとぼけた姉。
職場ではほぼ全員が進之進の敵となります。伊東先生も姉絡みだと例外ではないようです。
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